紙管のこれまでと現在
強く、軽く、 しなやかに。
紙管は、暮らしや産業を支え続ける身近な資材です。
100年以上も前、兵庫県姫路市では紡績産業が盛んでした。布や糸の巻芯としての紙管製造から、当社の歴史は始まりました。高度成長期には建築用紙管(ボイド管)にいち早く着手するなど、専門メーカーとして、時代のニーズに応える紙管づくりに取り組んでいます。紙管は、身近なところで私たちの暮らしや産業を支えています。
商品を巻き置く巻芯として
食品保存用ラップ、アルミホイル、商品保護用フィルム、セロハンテープ、ガムテープ、マスキングテープ、トイレットペーパー、壁紙、カーペット、毛糸、布・織物、皮革、リボン
紙管容器・パッケージとして
ポスター、カレンダーや証書などの化粧箱に
建築資材
建築・土木現場の配管や配線スペース、コンクリートの型枠、ガードレールの基礎材、煙突の芯材、鉄柱の基礎用型枠など
エンドレスで リサイクルが可能。
「紙管」は、 循環型社会に 適した資材です。
近年、自然環境はあらゆる危機に直面しています。もはや、環境保全は私たちにとって避けることのできない大きな課題です。今ある自然を少しでも将来に残すためにも、限りある資源を有効活用することは、今を生きる私たちに与えられた責務です。
100年以上前から紙管づくりに取り組む当社の製品はすべて、古紙を原料とした100%再生紙を使用しています。使用済みの紙管も、回収後にまた再生紙になります。いわば、紙管はエンドレスにリサイクルが可能な製品なのです。 製造過程においても「ロスゼロ」に取り組み、CO2削減につなげるよう、会社においてさらなるレベルアップに努めています。
紙管ができるまでとリサイクルの流れ
巻く、包む、 支える、彩る。
紙管は エコで万能な資材です。
家庭で、 建築・土木現場で、 華やかな舞台で。
紙管はさまざまなシーンで活躍しています。
紙管の受注・製造から お届けまで
① 原紙を切る
スリッター機を通して必要な幅にカットし、巻き取ります。② 製筒する
スパイラルマシンでテンションをかけながら巻き上げ、強度を高めます。③ 切断
指定の長さに切断します。④ 加工
用途によっては、この段階で加工を施します。⑤ 梱包
発注規格に適合しているか最終チェック後、製品に傷がつかないように丁寧に梱包します。⑥ 配送
荷下ろしの迅速化を考えた、効率の良い積み込みを行い、お客様の指定された納期にお届けします。
紙管ラボ
当社では、2016年から紙管にまつわる研究活動を行っています。紙管のあらゆる可能性を探り、さまざまなイベント企画や商品企画、情報発信に取り組んでいます。